秋も深まり朝晩が冷え込んできましたね。
すっかりお久しぶりの配信となってしまいました。
私事ですが、夏の終わりに
第二子となる男の子を出産いたしました。
体力の衰えもさることながら(苦笑)
5年越しの赤ちゃんとの生活は、もはや新鮮!
こうだったっけ?!ああだったっけ?!と思い出しながら
目下、リアル発育発達を堪能しています^^
さて、その中で
息子が生まれた時から意識しているのが「泣く」こと。
1日1回以上は ≪思いっきり泣く≫
という時間をつくるようにしています。
2ヶ月になったばかりの赤ちゃんなので
まぁ昼夜問わず泣いているわけですが
移動や外出先で泣かせてあげられる環境がなかったとか
実家でおばあちゃんに1日中抱っこされてたな…とか(笑)
大人の都合で存分に泣くことができなかった日は
特に意識的に行っています。
なぜならば
泣くことは赤ちゃんにとっての運動だから。
■赤ちゃんは泣かしてはいけない?!
実はメルマガ読者のママ達から頂くご質問・ご感想で多いのが、
この「泣き」について。
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・ショックだったのは運動の最初が「泣く」だったことです。
・泣くことが運動だったなんて驚きました。
・同居で大人の手も多く、泣かせてきませんでした。
・育児書に「泣いたら抱っこして不安を与えず、
・運動だと思えば、
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分かります。
泣かせることって精神心的につらいんですよね。
私も初めての子育ては
気持ちに余裕がありませんでした。
泣き声に焦って
泣けばとりあえず抱っこ。
授乳も頻回。
周囲の目も気になり
泣かれることをしんどく感じていましたもの。
赤ちゃんは「泣くのが仕事」なんて言われますが
<泣く=悪いこと>というマイナスイメージで
なんとか泣き止まそうと必死でした。
でも、赤ちゃんが泣く理由や役割を知って、
「泣くのが仕事」の本当の意味が分かったことで
気持ちも向き合い方も大きく変わったんです。
■泣くのが仕事ってどういうこと?
まだ言葉をもたない赤ちゃんにとって
泣くことはコミュニケーション。
育児書にあるように
人との温かい関わりを知っていく大切な時期なので
赤ちゃんの思いに応えてあげることは
お互いの信頼を築く上でもとても重要です。
と、同時に
泣くことは赤ちゃんが最初に行う運動でもあります。
お腹の力を使い、大きな声を出して呼吸の練習をしながら
体を支える筋肉を鍛えているのです。
からだの中心が安定することによって手足を持ち上げられるように
次の寝返り運動へもスムーズにつながっていきます。
特に、まだ自分で動くことができない、
泣くことが唯一の運動といっても過言ではありません。
とすると、すぐに泣き止ませるのが日常になると
赤ちゃんの運動不足になってしまうということ。
愛着形成も運動も
0歳の赤ちゃんにはどちらも大事なんです。
■赤ちゃんが泣くことはもう怖くない!
泣いてトレーニングするのは
赤ちゃん時代の限られたこの時期だけ。
なので、
泣いたらすぐ抱き上げる前に
まずは観察してみましょう。
おむつかな?空腹かな?眠いかな?
暑い?寒い?どこか気持ち悪い?
そんな風に声をかけながらよーく観察して
不快な環境を取り除いてあげる。
赤ちゃんは、泣いてお喋りしながらも
からだの使い方を学んでいる真っ最中なので
ここで焦ったり、慌てなくても大丈夫!
ちゃんと心が寄り添っていれば
その間、しっかり泣かせてあげて良いと思いますよ^^
私の場合はというと
不快の理由が分かって、お互いに余裕があれば
「ちょっと運動しようね」と泣くトレ(笑)のスタートです。
ちなみに
しっかり泣けているか?のポインはココ!
①深い呼吸ができるように
首を反らさず、顎を引いて
②お腹の力をしっかり使えるように
「エーン」と長く息を吐くときにお腹を軽く押さえる
こうやって
からだの使い方を教えながら見守っています。
しっかり泣けた後は、
やっぱり、おっぱいの飲み方も違うし、その後も穏やか。
特に新生児の頃は、血色がよくなって
肌の色が明るく抜けたように感じていましたよ。
やっぱり運動すると
脳がスッキリするんでしょうね^^
赤ちゃんの育ちには全て意味があって
必要なときに、必要な力を鍛えています。
そんな風に感じられると
その積み重ねを見られる毎日は感動の連続です。
皆さんのお教室や周りにも
元気に泣くことができている赤ちゃんがいたら
是非「しっかり体を使えているなぁ」という目で
温かく見守ってあげてくださいねー^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。